【第6回ABC】メガミミロップスタン
お久しぶりです。第6回AeroBlastCupに参加してきました。
今回はメガミミロップを軸にした構築です。
【PT概要】
ラティオス@スカーフ
流星群・サイコキネシス・波乗り・トリック
ヒードラン@残飯
噴煙・毒・身代わり・守る
サーナイト@ナイト
ハイパーボイス・サイコショック・めざ炎・挑発
S135と肝っ玉という優秀な特性をもつ
メガミミロップに注目し、そこから構築をスタートした。
このポケモンを動かす上で障害となるファイアローや
ハイパーボイスを武器とするフェアリーに強いヒードラン、
地面の一貫性を切りゲンガーや格闘を上から縛れる
スカーフラティオスを入れ選出の一つのパターンとしている。
この並びにメガサーナイトを軸として
ガブリアスとスイクンからなる裏選出を加え、
全体的に種族値が高く攻撃的なスタン構築となった。
【個別解説】
◆ラティオス
臆病CS 155-*-101-182-130-178
普通のスカーフラティオスであり、この構築の地雷。
初手の偶発的な対面で強気に突っ張るゲンガーや
バシャーモを返り討ちにすることができる。
スカーフなら素早さを削るという選択肢もあるが、
スカーフを失った後でもゲンガーやラティアスに対して
強気に居座ることができるメリットがあるため、今回は最速での採用とした。
(実際に同速を制して勝った試合もあった。)
技は最大火力の流星群、ゲンガーや格闘に対する有効打となるサイキネ、
炎や地面に対する打点となる波乗り、相手の展開を阻止し起点をつくるトリック。
臆病 193-*-126-150-132-141
この構築の裏のエース。
上手く身代わりを残すことで相手の後続にも毒を入れ、
本来突破できない相手を突破したり後続の圏内に入れることができる。
特にメガミミロップとの相性が非常に良好で、
相手が先発ミミロップを警戒するとヒードランに弱い駒が初手にきやすくなり、
結果として比較的容易に毒まものパターンに嵌めることができる。
配分は臆病毒まもドランのテンプレを拝借。
技は唯一の攻撃技であり火傷の追加効果を狙える噴煙、
低速な数値受けを消耗させる毒、
身代わりと守るは毒のダメージと残飯の回復量を稼ぐだけでなく、
壁やトリックルームを切らすための時間稼ぎとしても重宝する。
陽気AS 141-128-104-*-116-172 → 141-188-114-*-116-205
構築のコンセプトであり、要となるポケモン。
猫騙しと絡めることで多くの高速アタッカーを
上から安全に処理することができるだけでなく、
選出画面にいるだけで相手の選出に対する圧力にもなる。
見た目に反して耐久もそれなりにあるので等倍の技に対しては
ある程度強気に突っ張ることができるが無理は禁物。
猫騙しの存在と高い素早さから
場に出せばある程度仕事はできるので、
雑に扱わず余裕をもったHP管理が重要となる。
技は襷を潰したりメガ進化するターンの初速をカバーするなど、
多くの用途で選択できる猫騙し、命中安定のメインウェポンである恩返し、
最大火力の飛び膝蹴り、ガブリアスやボーマンダを処理するための冷凍パンチ。
控え目 159-*-85-187-135-123 → 159-*-85-231-155-143
裏選出のメガ枠。
クレッフィ入りやカバルドン入りの構築に対してはこちらを選出する。
一応の受けループ対策枠でもある。
主に特殊技主体のポケモンと撃ち合ってもらう。
また、表選出では対処が難しいローブシンなど耐久に優れる格闘を
迅速に処理する役割も担っている。
配分は特攻に全振り、メガ進化前で準速キノガッサ、
メガ進化後で準速ガルーラを抜けるラインまで素早さを上げ、残りはHP。
技はメインウェポンのハイパーボイス、
毒タイプやラッキー等への打点となるサイコショック、
裏選出での対処が難しいナットレイに対して撃つめざ炎、
クレッフィやカバルドンによる展開を阻止するための挑発。
陽気AS 183-182-116-*-105-169
相手の積みアタッカーに対するストッパー。
技を固定されたラティオスや後述するスイクンが素眠り状態になった後で
相手の積み技を許してもリカバリーできるよう今回は襷を持たせ、
技についてもオーソドックスかつ単体性能が最も高くなるものを採用している。
構築全体で電気技を受けづらいため、
ラティオスのトリックで電気技を固定させ、
ガブリアス後出しから切り返すといった立ち回りで対処することもある。
◆スイクン
図太い 207-*-179-110-135-110
安定した数値を誇るゴツメ枠であり、技と配分は有名な方のものを拝借。
主にガルーラやガブリアスなどに対して後投げし、
ラティオスやヒードランと組み合わせながらサイクルを回す。
眠るを持つことで相手の状態異常技(特に毒)に怯える必要がなくなるのは大きい。
過去作が解禁された後なら毒のスペースを絶対零度にしてもいいかもしれない。
【総括】
予選2-2からのジャンケンで敗北、前回・前々回のように決勝進出とはならなかった。
ここぞという試合でことごとく致命的なプレミをしたのが非常に悔やまれる。
構築自体は使っていてなかなか面白かったので、もう少し煮詰めてみたい。
今回も様々な人と交流でき、非常に楽しいオフでした。
運営の皆さん、参加されたみなさん、お疲れ様でした。
【追記】改良版