【第3回MASTERS】襷カバルドン展開
第3回MASTERSオフに参加してきました。
結果は4-3で予選落ち。構築自体には自信があっただけに悔しい結果となりました。結果は出せていませんが、この構築については一応自分の中で決着がついたので、記録としてここに残しておこうと思います。
【使用構築】
当初はカバルドンからドリュウズを展開する構築を考えていたが、現環境では砂ターンの問題やドリュウズ自体の止まりやすさに限界を感じ、ドリュウズではなくルカリオやカイリューと組ませる方針に転換した。
しかしながら7世代から登場したZ技の存在によりカバルドンによる展開も容易ではなく、結果としてZ技のケアと後出しのしやすさに配慮し襷を前提にしたカバルドンと、その障壁となりやすいポケモンを処理できるクサZゲッコウガの組み合わせに注目し、この2体を中心に構築を組んでいった。
【個別解説】
◆カバルドン@気合の襷
腕白 215(252)-132-168(116)-*-110(140)-67
地震 岩石封じ 欠伸 ステルスロック
A200ガブリアスの逆鱗確定3発
A189バシャーモの飛び膝蹴りを確定3発
C216霊獣ボルトロスのめざ氷を確定3発
C176バシャーモの珠めざ氷を75%程度で2耐え
C147カプ・コケコのマジカルシャインで乱数3発(1.5%)
襷によるZ技へのケアと後出し性能を両立させた配分。最低限の物理耐久を確保し、残りを特殊耐久に回した。ここまで振ることで大抵のポケモンのめざ氷2発では落ちなくなるため、初手に出しても後発に控えさせても襷を温存してストッパーとして動かしても非常に優秀なポケモンだった。
臆病 145-*-91(4)-167(252)-90-156(252) → 145-*-109-192-90-180
ラスターカノン 波導弾 真空波 悪巧み
カバルドンと相性が良いメガ枠として採用。破ったパルシェンや天候パに通る先制技が欲しかったため特殊型での採用。ポリゴン2やナットレイ、テッカグヤの処理も任せることが多い。また、受けループを崩すためのキーになるポケモンでもある。
◆カイリュー@デンキZ
意地 167(4)-204(252)-115-*-120-132(252)
逆鱗 神速 雷パンチ 竜の舞
ここまでの並びと相性が良く、バシャーモやウルガモスに耐性のあるポケモン。竜の舞+Z雷パンチでカプ・レヒレやギャラドスなどを強引に落とすことができる。また、構築全体で重いボーマンダとバシャーモが同居していた場合は、後述するZ持ちのゲッコウガと同時選出し先制技を主体にして対応する。
◆ゲッコウガ@クサZ
臆病 147-104(4)-87-155(252)-91-191(252)
水手裏剣 草結び 冷凍ビーム 岩石封じ
構築のキーであり、地雷。
この構築全体が初手の水タイプを激しく誘うため、このポケモンを初手におき、Z草結びで処理する。ゲッコウガであれば威力160のZ草結びをタイプ一致で撃つことができるため、本来不利な相手に対しても体力満タンの状態で突破したり、仮に交代されても半減程度であれば4割程度削ることができる。また、草タイプになった状態で場に残ることで電気技のダメージを抑えたり、キノコの胞子を無効にできるなどの副産物が得られる点も大きい。
技構成については比較的自由度が高いとは思うが、この構築ではバシャーモやドリュウズを意識した水手裏剣と、リザードンやウルガモスの展開を阻止するための岩石封じを採用している。臆病個体で採用しているため岩石封じのダメージ自体はあまり期待できないが、6Vであれば無振りのリザードンやウルガモスはまず落とせるので問題ない。
◆シャンデラ@拘りスカーフ
臆病 143(60)-*-111(4)-197(252)-113(20)-134(172)
オーバーヒート シャドーボール エナジーボール サイコキネシス
H16n-1に調整し、スカーフ込みで130族抜き。
Cに全振りして残りをダウンロード対策でB>Dに調整。
カバルドンが吠えるや吹き飛ばしをもっていないため、相手のテッカグヤやゲンガーに身代わりを張られてもリカバリーできるよう、すり抜けのスカーフシャンデラを採用した。ゲッコウガと同時選出したときの縦の相性が非常に良好で、選出した際は他のポケモンで削りを入れながらシャンデラの一貫をつくる。
技はオーバーヒートとシャドーボールは確定。残りはゲッコウガを上から処理できるエナジーボールと、フシギバナや格闘タイプへの打点となるサイコキネシスを選択。
◆テッカグヤ@バンジの実
生意気 204(252)-121-139(124)-127-151(132)-72
ヘビーボンバー 岩雪崩 火炎放射 大爆発
配分は以下のブログのものを拝借した。
http://sikikiri.blog.fc2.com/blog-entry-342.html
対ミミッキュ、対カプ・テテフを担うポケモン。また、トリックルームからの展開がちらつくような構築に対しても選出する。役割過多になりやすいため、それを補うバンジのみは機能しない試合の方が少なかった。隙をつくりやすい反面、相手の選出によっては詰ませることができるので、相手の構築を見て切るか温存するかの判断を慎重に行う必要がある。
技はフェアリーに対する有効打としてヘビーボンバーは確定。残りはリザードンやウルガモスの展開を阻止する岩雪崩、ギルガルドやナットレイ、ハッサムなどに撃つ火炎放射、起点になるのを防ぎ後続を安全に繰り出すための大爆発を選択。
【総括】
対面で通る技を撃つか積み技を使用することが基本的な動きとなるので、リスキーな交代読みなどを発生させずに試合を進めることができる。また、すべての技の命中率が90以上に収まっているため、選出を間違わなければ非常に勝ち筋を計算しやすく使いやすい構築だった。試合時間が極端に短いのでレートにも向いているかもしれない。
最後に、MASTERSに参加された皆さん、お疲れ様でした。
【追記】
QR公開したのでよろしければどうぞ。