【'16学祭使用構築】チョッキカビゴンスタン
例年通り都内の大学の学祭大会に参加してきました。
6世代最後の構築でまずまずの結果を出すことができてよかったです。
今回はチョッキカビゴン入りで参加しました。
【使用構築】
6世代でカビゴンを使いたいがためだけに組んだ構築。
カビゴンと組ませるメガ枠として、相性補完が比較的良好である点や選出時の幅の広さからゲンガーを採用し、そしてゲンガーがボルトロスやゲッコウガ、ギルガルドなどと対面した際の引き先として、後ろに控えさせるカビゴンの型と配分、持ち物を調整した。そしてこの2体で対処が難しい高火力物理に対する駒としてスイクンを採用し、主にサイクルを回しながら詰めていく立ち回りを基本とする。
また、この選出で対処が困難な展開系の構築に対しては、対面操作によってバシャーモを展開し、剣の舞から相手の3体を倒しきることを念頭に置いて立ち回る。
◆カビゴン@突撃チョッキ
腕白 255(156)-136(44)-128(252)-*-136(44)-52(12)
ヘビーボンバー 地震 撃ち落とす 地割れ
特性:免疫
【物理耐久】
・意地ガルーラの猫騙し+捨て身タックルを確定耐え
・意地ガブリアスの逆鱗を確定3発
・意地ギルガルドのA+2聖なる剣を確定耐え
・意地バシャーモの飛び膝蹴りを最高乱数(6.3%)以外耐え
・意地カイリューの鉢巻馬鹿力を最高乱数(6.3%)以外耐え
【特殊耐久】
・控え目リザYの日照り2連オーバーヒートを確定耐え
・控え目リザYの日照り大文字を確定3発
・控え目リザYの気合玉を確定3発
・控え目霊獣ボルトロスの眼鏡気合玉を確定耐え
・臆病霊獣ボルトロスのC+2気合玉を確定耐え
・控え目サーナイトのハイパーボイスを確定3発
・控え目眼鏡ニンフィアのハイパーボイスを確定3発
・控え目ウルガモスのC+1大文字を確定3発
【素早さ】
・S4振りヤドラン抜き ※最遅ギルガルド抜かれ
【物理火力】
・図太いサーナイトをヘビーボンバーで確定2発
・図太いニンフィアをヘビーボンバーで高乱数2発
恵まれた耐久と特性、豊富な技を併せ持つこのポケモンを、6世代で最大限活躍させられる型であると信じてやまない。
もともとのHP種族値が高いことから一致弱点でも高い確率で耐えることができ、チョッキを持たせることで強力な特殊技にも臆することなく後出しできる。また、特性を免疫にすることで相手の毒まも戦術を封じたり、サイクルを回すうえでの消耗を防ぐことができる点も非常に評価が高い。素早さが極端に低いため、電磁波やトリックルームによって機能停止しないことも大きな特長。
技は特殊フェアリーに対しての有効打となるヘビーボンバー、多くの相手に対する汎用的な打点としての地震、ファイアローやウルガモス、浮いている電気に対しての撃ち落とす、決定力のない耐久ポケモンを処理するための地割れを採用した。
◆ゲンガー@ゲンガナイト
臆病 161(204)-*-80-164(108)-95-170(196) → 161-*-100-204-115-192
祟り目 鬼火 滅びの歌 身代わり
前述のカビゴンと相性の良いメガ枠として採用。
同時選出することの多いカビゴンとスイクンが苦手とするポケモンに対して比較的有利な対面をつくることができる。
配分は以下のブログのものを拝借した。
技は鬼火などと相性が良い祟り目、相手の物理決定力を削ぎサイクルの負担を軽減するための鬼火、起点回避や展開阻止のための滅びの歌、補助技の回避や滅びの歌のカウントを稼ぐ身代わりを採用。
この構築ではなるべく体力を温存させながら大事に扱い、必要な相手に対して上から鬼火や滅びの歌を撃てるよう立ち回る。特に滅びの歌は後ろに控えるカビゴンとスイクンの耐久にマッチしており、相手のラス1への詰め筋としても重宝する。
図太い 207(252)-*-183(252)-110-135-106(4)
熱湯 冷凍ビーム 眠る 寝言
相手の物理決定力に対して後出しできるポケモンとして採用。
様々な技を受けるため努力値は耐久に振り切った。相手の数値受けを突破する手段がないため、他のポケモンと連携しながら上手く崩していく必要がある。
技は安定した打点であり追加効果も狙える熱湯、竜を迅速に処理するための冷凍ビーム、役割集中に対して強くなるための眠る、眠りターンに無抵抗にならないための寝言を採用した。
意地 169(108)-189(252)-90-*-90-119(148) → 169-233-100-*-100-139
フレアドライブ 飛び膝蹴り 剣の舞 守る
特性:猛火 → 加速
補完として採用した2枚目のメガ枠。
カビゴン・ゲンガー・スイクンで崩しにくい構築に対して選出する。
技と配分についてはテンプレとされているものをそのまま拝借した。
◆霊獣ランドロス@ヤチェ
意地 191(212)-182(4)-111(4)-*-128(220)-120(68)
地震 岩石封じ とんぼ返り ステルスロック
バシャーモを選出する際にはなるべく同時選出してお膳立てを行う。
耐久を珠ゲッコウガの冷凍ビームをヤチェ込みで確定で耐えるまで引き上げ、多少強引にでも自身の役割を果たせるような配分にした。
技についてはよく見る起点作成に用いる構成を採用した。とんぼ返りについては大爆発との選択だったが、ステルスロックを撒いた後も温存したい場面が多かったため、変更せずそのまま使用した。
◆ボルトロス@オボン
図太い 184(236)-*-132(236)-145(4)-100-135(32)
ボルトチェンジ めざ氷 毒々 挑発
ランドロスとともにバシャーモを展開するための対面操作だけでなく、相手の構築によっては展開阻止や毒による決定力補助も担う。
クッションとしての運用を前提にしているため、図太いオボンでの採用。キノガッサが重い構築なので素早さのラインは最速キノガッサ抜きまで上げた。
技は対面操作のためのボルトチェンジ、竜に対する有効打となるめざ氷、バシャーモやゲンガーの決定力を補助する毒々、壁や害悪などの展開を阻止する挑発を採用。
【主な結果】
紅華祭(工科大):4位
みやこ祭(首都大):3位
【総括】
選出しやすく比較的立ち回りやすい構築ではあったものの、カビゴンを選出した際は地割れを当てられるかどうかが勝敗を左右するため、やや安定感には欠けるといった印象であった。また、構築全体でカイリューと水ロトムが非常に重く、これらのポケモンに対してはステルスロックや状態異常を絡めながら強引に処理することが多かった。
それでもチョッキカビゴン単体の使用感は非常に良かったため選出頻度も高く、実際に勝てた試合はこのポケモンの活躍がかなり大きかった。工科大と首都大の大会ではいずれも予選を突破し、スクリーンにカビゴンを映すことができたのでその点は満足している。
最後に各大学の運営の皆さん、参加された皆さんはお疲れ様でした。
また7世代でお会いしましょう。
Special Thanks
この構築のベースを一緒に考えてくれた@GGorio