残業のテロル

人から貰った個体でつくった構築を披露するブログ

【剣盾S1】電磁波砂

あけましておめでとうございます&お久しぶりです。8世代最初のシーズンだったのと久しぶりにブログが書きたくなったので、今シーズンはランクマッチにそれなりに潜っていました。

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【概要】

環境も定まっておらず何が強いのかもわからない状態だったため、特定のポケモンや並びに過剰にメタを張らず、こちらのやりたいことを通す方針で組み始めた。数値の高いポケモンで状態異常をばら撒きながら、ドリュウズとパッチラゴンを通したり、それらを意識して選出された低速高耐久ポケモンをプレッシャーアーマーガアで絡めとるのがコンセプト。

 

【個別解説】
バンギラス@弱点保険
腕白 207(108)-155(4)-169(188)-103-126(44)-84(20)
岩雪崩 ボディプレス 大文字 電磁波
・意地ミミッキュの珠ダイフェアリーを最高乱数以外耐え
・意地ドリュウズのダイアースを乱数上2つ切って耐え
・意地ヒヒダルマのつらら落としを最高乱数以外2耐え
・臆病サザンドラの気合玉を確定耐え
・麻痺した100族抜き

クッションとしてもダイマックス後の崩しの駒としても強い数値の塊。
ドラパルトからの引き先として非常に重宝した。相手のバンギラスに対して打点が欲しかったのでボディプレスを採用。

 

ドリュウズ@チイラのみ
陽気 188(20)-187(252)-80-*-85-151(236)
アイアンヘッド 地震 岩雪崩 身代わり
・身代わり3回でチイラのみが発動
・最速85族抜き

抜き性能の高いエースその1。
身代わりは、絡めることで相手のダイマックスターンを消費させたり、チイラのみを能動的に発動させたりと使用機会は非常に多かった。
またダイマックス+チイラのみの組み合わせも良好で、ダイマックス後に相手の技を受けてチイラを発動させて切り返すなど、立ち回りの幅が非常に広がった。

 

◆アーマーガア@光の粉
特性:プレッシャー
陽気 205(252)-107-126(4)-*-105-130(252)
ドリルくちばし ビルドアップ 身代わり 羽休め
・無振りヌオーの熱湯を身代わりが耐える
・無振りドヒドイデの熱湯を身代わりが耐える

鈍足な受け寄りの構築を崩すために採用した最速プレッシャーアーマーガア。受け構築と対戦する場合は身代わりや羽休め、プレッシャーを絡めてPPを枯らす。
また、電磁波+光の粉の組み合わせによって不利な状況をひっくり返すことも多く、光の粉は行動回数を稼ぎやすいこのポケモンに適していた。

 

◆パッチラゴン@力の鉢巻
特性:はりきり
陽気 165-152(252)-110-*-91(4)-139(252)
電撃くちばし ドラゴンクロー 地震 ついばむ
・AS振り切り

抜き性能の高いエースその2。
ドリュウズの通りが悪い構築、特にアーマーガア入りに対して積極的に投げていく。持ち物は珠、達人の帯などいろいろ試したがどれもしっくり来ず、最終的には等倍の技を連打するシチュエーションが多いことから力の鉢巻に落ち着いた。

 

◆ドラパルト@気合の襷
特性:クリアボディ
控えめ 163-112-96(4)-167(252)-95-194(252)
祟り目 鬼火 電磁波 呪い
・CS振り切り

多くの対戦で初手に置き、状態異常を撒き散らす構築の要。鬼火か電磁波を見せた時点でもう一方を警戒されず、ほぼ確実に仕事をすることができた。また、Cに補正をかけたことで祟り目の火力も十分あり、受け出されたポケモンに想定外の負荷をかけることも多かった。7世代のメガゲンガーと化身ボルトロスを足して2で割ったような性能のポケモン

 

ミミッキュ@ラムのみ
陽気 131(4)-142(252)-100-*-125-162(252)
シャドークロー じゃれつく かげうち 剣の舞
・AS振り切り

単体性能を確保しつつカバルドン展開に抗える駒。このポケモンカバルドンを誘って強引に崩し、後続のドリュウズやパッチラゴンを通していく。選出がミミッキュに薄くなりやすいため、相手のミミッキュにある程度戦える最速とした。

 

【総括】
性能の高いポケモンで固めているため、構築によって柔軟な選出と立ち回りが可能。麻痺や光の粉といった要素もあり不利な試合展開でもワンチャンスが残ることも多いが、全体的にやや安定感に欠けるといった印象で心臓には良くなかった。

勝率は6割7分程度をひたすらうろちょろ。最終日に800位までは上がったが、この構築の欠点である技外しに立て続けに見舞われ、そのまま闇に呑まれてしまった。