【第9回ばしオフ!】ノーマルZケッキング+ねばねばネット展開
第9回ばしオフ!で@GGorioが使用し、準優勝。
ケッキングのZギガインパクトの火力に魅力を感じ、ノーマルZケッキングから構築を組み始めた。高火力かつ欠伸やねばねばネットを使えるポケモンを複数採用し、ケッキングとメガ枠の行動回数を増やして火力で押し切ることを目指した。
【個別解説】
◆ケッキング@ノーマルZ
意地 225-233(252)-121(4)-*-85-152(252)
ギガインパクト シャドークロー 欠伸 寝言
・AS振り切り
・物理火力(Zギガインパクト)
Zギガインパクトで171-150メガボーマンダに102.3%〜121%
Zギガインパクトで215-139カバルドンに87.9%〜103.7%
Zギガインパクトで215-187カバルドンに65.5%〜77.2%
Zギガインパクトで191-110ポリゴン2に83.7%〜98.9%
Zギガインパクトで191-156ポリゴン2に58.6%〜69.6%
Zギガインパクトで227-189クレセリアに61.2%〜72.6%
シャドークローで131-100ミミッキュに94.6%〜111.4%
シャドークローで145-95カプ・テテフに89.6%〜106.2%
この構築のコンセプトであり地雷枠。
破格のA実数値とギガインパクトをベースにしたウルトラダッシュアタックはH振り程度のポケモンであればそのほとんどを1発で持っていく火力を誇る。選出した場合は積極的にこのポケモンで数的有利をとっていく。
通常、ギガインパクトを選択した場合は次のターンに反動によって交代ができなくなるデメリットがあるが、Zを使用することで反動がなくなり、その後で裏に引くといった立ち回りが可能になった。
配分は火力と素早さのどちらも切りたくなかったため準速AS。足の速いポケモンでもZを使用しない限りこのポケモンをワンパンすることは難しいため、技を撃った際により火力の出る意地っ張りを選択した。
技はZのベースとなるギガインパクトは確定で、ASミミッキュを上からワンパンできるシャドークロー、起点になるのを防ぎケッキングの耐久とマッチしている欠伸、キノガッサ耐性をつけるための寝言を採用した。実際にはギガインパクトと欠伸以外は撃つタイミングがあまりないので、残り2枠は自由枠。
◆オニシズクモ@ラムのみ
勇敢 175(252)-134(252)-113(4)-*-152-55
アクアブレイク とびかかる 凍える風 ねばねばネット
・HA振り切り
ケッキングや裏のエースを展開するためのねばねばネット要員。先発させることも多いため耐久と火力を両立できるHAに振り切り、初手のカバルドン対面を安定させるためにラムのみを持たせた。
技は一致技のアクアブレイクと展開補助のためのねばねばネットは確定。残り2枠は確定で相手のAを下げることができ後発を安全に展開しやすくなるとびかかる、ねばねばネットの効き目がない目の前の相手のSを下げる凍える風を採用した。
◆ゲンガー@ゲンガナイト
臆病 135-*-80-182(252)-96(4)-178(252) → 135-*-100-222-116-200
祟り目 ヘドロ爆弾 身代わり 催眠術
・CS振り切り
ねばねばネットやステルスロックを撒いた後の制圧力が強力な1つ目のメガ枠。基本的にはこちらを選出していく。
配分や技構成についてはよくある抜き性能の高いものを採用した。
意地 155-189(252)-90-*-91(4)-132(252) → 155-233-100-*-101-152
フレアドライブ 飛び膝蹴り 身代わり 剣の舞
・AS振り切り
ねばねばネットやステルスロックを撒いた後の制圧力が強力な2つ目のメガ枠。主にゲンガーでは崩すことが難しい構築に対して選出する。
この構築には欠伸から起点をつくれるポケモンが2体もいるため、それらのサポートを全面的に利用した身代わり剣舞型を採用した。
◆カバルドン@気合の襷
腕白 215(252)-132-168(116)-*-110(140)-67
地震 欠伸 ステルスロック 吹き飛ばし(当日は個体の都合で吠える)
・A200ガブリアスの逆鱗確定3発
・A189バシャーモの飛び膝蹴りを確定3発
・C216霊獣ボルトロスのめざ氷を確定3発
・C176バシャーモの珠めざ氷を75%程度で2耐え
・C147カプ・コケコのマジカルシャインで乱数3発(1.5%)
ケッキングやオニシズクモと同時選出しやすい追加の起点作成の駒として採用。
この構築では欠伸やステルスロックを撒けるかどうかが勝敗に直結すると考え、初手に出した際に確実に動かすことのできる襷を持たせた。
また、ケッキングやオニシズクモに欠伸や凍える風を持たせているとはいえ、それだけでは身代わりなどを絡めた戦法に対して明らかに対策不足のため、そのような点においても構築に非常に噛み合っていたと思う。
技は一般的な構成なので特筆する点はなし。
◆テッカグヤ@ヒコウZ
臆病 173(4)-*-123-156(228)-124(20)-124(252) ※努力値4余り
エアスラッシュ 宿木の種 身代わり ボディパージ
・ダウンロード対策でB<D
・最速
・残りC
ここまででボーマンダやミミッキュが重いため、それらに対し強いテッカグヤを採用。おまけではあるがナットレイなどの処理もこのポケモンに任せている。
Cに思いきり厚く振ることで、エアスラッシュでボーマンダの身代わりを破壊したり、火炎放射を採用せずにナットレイを処理できるなどのメリットがある。
技は一般的な構成なので特筆する点はなし。
自分は違う構築を使って惜しくも予選落ちでしたが、使用者のゴリオさんが頑張ってくれたおかげで最後まで非常に楽しめました。
運営の皆さんと参加された皆さん、お疲れ様でした。