残業のテロル

人から貰った個体でつくった構築を披露するブログ

【雑記】意識低い人の転職活動

0.はじめに
まず最初に断っておくと、この記事はあくまで個人的な価値観や自身の体験に基づく見解です。心機一転して新天地で働き始める自分への備忘録として書いている部分もあるので、長いですが許してください。あと、深夜に心の赴くまま書いているので敬体と常体が混ざっているのも許してください。

 

1.二つの理由
そもそも私はキャリアアップを目指し数年後の転職を見据えて入社したわけではありません。「給料が高くなくても忙しすぎず、経営が安定していればいいかな」程度に考えていたのが正直なところです。そのような自分が転職を決断した原因は大きく二つ、それは「仕事へのモチベーションの低下」と「価値観の変化」でした。

 

2.モチベーションの低下
一つ目の理由。配属当初は刺激的かつ魅力的な現場に感じられたとしても、経験を積みスキルが上がることでその鮮やかさは色褪せます。私も一時は異動なども期待していましたが人員不足などの問題から実現せず、失望と不満だけが残りました。そしてそれが積もり積もって無視できないほどに肥大化した結果、モチベーションは下がり続け、気づいた頃にはもはや自分ではどうにもならない状態になっていました。限界。

 

3.価値観の変化
二つ目の理由。最初に述べたとおり、入社の段階で私は明確な目標や展望などを持ってはいませんでした。しかしそんな人間であっても数年もすれば、自分の向き不向きや興味のあることが徐々に見えてくるもの。環境も必要なスキルも変わらない状況の中、「ずっとここに留まっていていいのか」という疑問が生まれてきました。実務経験を積むことで生まれた、いわば「自我」のようなものが自分の価値観を少しずつ変えていった結果、理想と現実のギャップに対する疑問は日増しに強くなっていったのです。

 

4.決断と後悔
モチベーションが低下したことで仕事のパフォーマンスが落ち、理想と現実の乖離が決定的になったとき、私は転職を決意しました。

しかし私には一つの不安がありました。それはここ数年の間に自身のスキルを証明できる資格をあまり持っていなかったということです。私が今回の転職活動において最も後悔した点はこれです。自分とは無関係だと思っていた転職という二文字が、目の前まで迫ってきてから勉強を始めたところで手遅れなのは明白です。幸い私の業界は(少なくとも日本では)資格よりも実務経験が重視される傾向が強いため意中の企業に転職することができましたが、転職市場においてある一定のスキルを保証してくれる資格は持っておいて損はありません。

 

5.転職活動
とりあえず転職サイトに登録しました。重要。転職サイトに登録しておくだけで経験やスキルにマッチしそうな求人が送られてきたり、企業からオファーが来たりします。一人でせっせと求人を眺めるのとは効率という点でまったく違うので、最初の登録などが多少面倒でも登録しておきましょう。

登録するとエージェントの人と面談する機会が設けられます。自分の志望やキャリアについて客観的に意見をもらえるので、自分の職務経験や考えを整理する良い機会になります。実際に何社か面接に臨むと良くわかりますが、よほど変わった選考を行っているところでなければ、どこも転職の動機やこれまでの経験、将来のキャリアパスなど大体似たようなことを訊かれます。様々な情報を整理し自分の言葉で話すことができるようにしておかないと、これらの質問に対して一貫性を持った回答ができないので、そういった意味でも積極的に活用しましょう。

ここらで今回の自分なりに成功したと思っているポイントを挙げておくと、自分のセールスポイントを上手く見定めて、初めから需要のありそうなところだけに絞って転職活動を行ったことだと思います。また、私は技術職ではありますが開発を専門に行っていたわけでもないので、その辺について他の志望者と同じ土俵で争えば負けてしまうのは明らかです。そこで、トレンドが来て間もない技術分野に目をつけました。そのような分野であればこれまでの実績ではなく、いかに興味関心が強く向上心があるかが重視されるため、それについて社外のセミナーなどに参加して学習を行っていた私が有利であり、十分にアピールできるポイントだと考えたのです。実際その戦略は功を奏し、第一志望の企業を含め数社から内定をもらいました。こうして約1ヶ月半ほどで私の転職活動は終わりました。めでたしめでたし。

 

6.最後に
何か長くなりましたが、以下に言いたいことをまとめておきます。

・転職は誰の身にも起こりうる。自分だけが無関係なものではない。
・面倒でも何かしらを勉強して具体的な実績を言えるようにする。
・転職活動は情報戦。転職エージェントを積極的に活用する。
・自分のスキルや考えを整理して、一貫性のある回答ができるようにする。
・どの分野なら自分が勝てるのかを理解してその分野を攻める。

 

これを読んだ人が少しでも参考になればうれしいです。それでは。

 

【追記】

退職理由もう一つあったの忘れてました。

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